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品番:6559
価格:1,540円(税込)
A5判、208頁
2020/08/25 発売
ISBN:978-4-8072-6559-6
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■内容
夕刊フジ連載の「元ヤクルトチーフスカウト鳥原公二 トリ物帖」全31回をベースに、多くの原稿を加筆し改題したもの。
1987年から2016年までにドラフトされた選手の中から、印象に残った選手をピックアップし、当時の様子を紹介。また、それぞれの選手のアマチュア時代のプロフィールも掲載。
■CONTENTS
第1章 スカウト活動の裏話1
- 長嶋一茂 1987年 一茂は大物≠セった
- 川崎憲次郎 1988年 スカウト第一号の川崎憲次郎が2年生でビックリ
- 古田敦也 1989年 「メガネをかけている」の真相は
- 高津臣吾 1990年 小池秀郎が当たっていれば岡林洋一も高津臣吾も獲れなかった
- 石井一久 1991年 九州から関東に担当替えで石井一久を獲得
- 伊藤智仁 1992年 松井秀喜よりも伊藤智仁を野村克也監督が推したワケ
- 清水千曲 1992年 創価に清水千曲という、いい選手がいるんだけど
- 山部 太 1993年 山部太の腰に針が発覚でビックリ
- 稲葉篤紀 1994年 耳を疑った稲葉篤紀の指名
- 野村克則 1995年 カツノリの入寮で母サッチーが部屋から出てこない
- 伊藤 彰 1996年 1位指名が最後まで決まらず伊藤彰を指名
- 高橋由伸 1997年 相思相愛のはずの高橋由伸がまさかの巨人逆指名
- 五十嵐亮太 1997年 野村克也監督の潔さで五十嵐亮太を獲得
- 松坂大輔 1998年 親会社が後押しも松坂大輔を強行指名できず
- 赤星憲広 2000年 赤星憲広はチーム事情で獲得を見送った
- 石川雅規 2001年 苦戦した逆指名を巡る石川雅規の争奪戦
- 高井雄平 2002年 雄平の両親からうれしい言葉
- 青木宣親 2003年 青木宣親が大化け、4位以降がスカウトの腕のみせどころ
〈コラム〉野村克也さん
第2章 現役時代
- プロ初アウトは王貞治さんから
- 宮崎商業から東洋紡岩国に入社
- ヤクルトからまさかのドラフト指名
- 1年目に日本一
- 緊急登板でプロ初勝利
- 抑えでプロ野球の素晴らしさを痛感
- 最後の試合で初安打と盗塁
- 原辰徳キラーとして自信
- 幻のメジャーリーグ挑戦話
- 入団時の監督は広岡達朗さん
- 松岡さんは天才、何をやっても凄かった
- 入団した頃の正捕手は大矢明彦さん
- 甲子園のアイドルだった荒木大輔投手、当時の人気はハンパではない
- 同期入団の尾花高夫は若い時から違った
第3章 スカウトとは
- スカウトは人脈づくりに地道な作業が大切
- 夏は暑く、春は寒い甲子園視察
- ストップウォッチ計測やビデオ撮影も統一
- 選手のランク分けのチェック項目
- 調査票で入団の有無を確認
- シミュレーションは入念に4、5パターン
- 契約金の交渉も大変
- 育成選手は倍の練習では差は縮まらない
第4章 スカウト活動の裏話2 チーフスカウトになってから
- 松岡健一 2004年 上手くいった松岡健一の逆指名
- 村中恭兵 2005年 衝撃を受けた村中恭兵と評価の低かった川端
- 吾
- 田中将大 2006年 田中将大回避で増渕竜義指名の裏事情
- 加藤幹典 2007年 10年に1人の逸材が活躍できない理由
- 赤川克紀 2008年 10年は安泰だと思ったドラ1四兄弟
- 中村悠平 2008年 正捕手が固定できず中村悠平獲得を強く訴えた
- 中澤雅人 2009年 謎電話がかかった中澤雅人を6年後に1位指名
- 佐藤貴規 2010年 二転三転し育成選手で指名した佐藤貴規
- 斎藤佑樹 2010年 斎藤ご両親から出された2つの条件
- 西田明央 2010年 西田明央を獲得へプロフィール修正
- 高橋周平 2011年 アドバルーンをあげた高橋周平を獲得できず
- 小川泰弘 2012年 低評価の石山泰稚とライアン小川獲得で大成功
- 大谷翔平 2012年 二刀流の大谷翔平は打者として考えていた
- 秋吉 亮 2013年 上位で消えていたはずの秋吉亮を3位で獲得
- 大瀬良大地 2013年 大瀬良大地のくじを引きたかった
- 真中満監督 2015年 真中満監督よりも先にガッツポーズ
- 寺島成輝 2016年 甲子園は選手を比較できる貴重な機会
- 梅野雄吾 2016年 衝撃を受けた山本由伸を指名しなかった理由
ヤクルトスワローズ前監督 真中満