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品番:1052
価格:1,980円(税込)
A4判、104頁(フルカラー)
2021/07 発売
ISBN 978-4-8072-1052-7
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■内容
中級セーラーに向けた長距離航海の指南書
月刊『Kazi』誌に2017年から2020年にかけて連載された、『長距離航海の技術』に大幅に加筆修正した、長距離航海を志すセーラーの指南書が、好評を博してきた『インナーセーリング』シリーズの最新刊として登場。
筆者は、日本を代表するヨットスクールの校長であり、自らも1960年代に自作木造艇で世界一周を成し遂げた青木 洋氏。
単なる技術解説にとどまらず、セーラーとしての心構えなどにも触れた、類を見ない一冊となっている。
■もくじ
- 1章 サバイバルセーリングの技術
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- ヨット乗りの二大恥
- セーリングの基本を習得する
- まず100時間のシングルハンド練習に取り組む
- 素直な性格の小型艇を選ぶ
- サバイバルセーリングの技術
- セーリングで対処する
- セーリングでスピードを維持する
- 100時間シングルハンド練習
──ほか
- 2章 乗員の安全確保
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- 船酔いを避ける
- 落水に備える
- ライフジャケットの選びかた
- セーフティーラインの選びかた
- セーフティーラインの長さ
- セーフティーラインを使うとき
- ハーネスホルダーを設置する
- ジャックラインを装備する
- セーフティーラインの問題点
───ほか
- 3章 離着岸とアンカリング
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- アンカーの特性と選び方
- アンカリングと槍着けの手順
- アンカーロードの選び方
- アンカーロードのスコープ
- 揚錨の手順
- 出入港の五つのマナー
- 岸壁への横着け係留の手順
- 風位によって使い分ける岸壁からの離岸法
──ほか
- 4章 外洋航海に適した船
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- 外洋艇の性格と見分け方
- ハルの形状とヨットの性格
- フネの癖は運動性能に現れる
- リグ(帆装)の種別による特色
- セーリング中の艇の運動
──ほか
- 5章 船の修理、メンテナンス
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- 洋上での応急修理
- ガソリン船外機の予備部品と修理法
- ディーゼル船内機の予備部品と修理法
- エンジン応急修理用の工具
- 船底塗装の目的 プロペラ用塗料の特徴
- 塗装用具の準備と作業上の注意
──ほか
- 6章 ナビゲーション(航海術)の基本
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- 航海計画とナビゲーション
- GPSを搭載していても座礁は起きる
- カーナビで沖縄まで航海できる?
- チャートプロッティングの用具をそろえる
- 航海計画は、まずチャート(海図)から 寄港地を選定する
- チャート上にコースをプロット(作図)する
- 変針点(ウェイポイント)を設定する
──ほか
- 7章 長距離航海の計画
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- 北太平洋のセーリングルートを調べる
- パイロットチャートの利用方法
- パイロットチャート内の記載事項
- パイロットチャートから恒常風帯を見つける
- 最適な出航時期とルートを選定する
- 北米西岸からの復航ルートと時期を検討
- パイロットチャートから復航ルートを選定する
- 最適なセーリングルートを選定する 出航時期を定める
- 長距離航海時におけるクルージングスピードの目安
──ほか